中村信哉さん インタビュー

代表取締役 (2014年10月入社) [インタビュー実施:2023年5月]

Q1.ライズクリエイションに入社したきっかけは?

SE(システムエンジニア)として働いていたとき、学生時代の同級生だった坂口から「在庫のシステム開発はできる?」と依頼され、無料で開発を行うことになりました。会社の仕事が終わってから自宅で取り組んで完成させました。1年くらい坂口とやり取りした後に、ライズクリエイションに入社することになりました。自分から言い出したのか、坂口から声をかけられたのか、記憶は定かではありませんが、自分としてもその流れに違和感なく決断しました。

実家が自営業なので、サラリーマンを辞めて、ベンチャー企業で働くことに家族の反対はありませんでした。当時お付き合いしていた現在の妻にも、これまた反対されることもなく「頑張ってね」と背中を押されました。周囲に反対されなかったこともすんなりと入社を決断できた要因です。

Q2.入社当時の社内はどんな様子でしたか?

入社したときのメンバーは、坂口、総務の坂口さん、アルバイト数名で少数でした。家族経営に少し毛が生えたような規模感です。最初に担当した仕事はリセールです。ブックオフが開店する10時から閉店する22時まで、5店舗くらい周って仕入の作業をしていました。日本のAmazonなどで購入し、アメリカに送って販売も手がけました。

その後は、中国から輸入しAmazonとメルカリでの販売を担当しました。販売する商品は多種多様で、仕入も手がけていました。次に担当したのはヤフーショッピングです。そんなわけで様々なECモールを経験しました。メルカリはまだ黎明期でした。

当時は朝から晩まで1日20時間くらい働いていました。でも仕事は楽しかったです!

仕事をしている時間が拘束時間という考えは無く、遊びという感覚です。だから、しんどいと思ったことは過去も今も全くありません。仕事を拘束と考える時点で感覚が違うなと思います。仕事はもっとワクワクして楽しいものです。拘束とは外部の何者かによって縛られることだから、自分で選んだ道ならば、そもそも縛られることは無いはずです。

専務取締役に就任してから経営者として業務を遂行したというより、入社当時から坂口と二人三脚で事業を展開していました。入社と同じく、役員になったのも自然な流れです。

Q3.ライズクリエイションの価値基準と行動指針とは?

企業経営に長けた方からコンサルティングを受けた際に、社員に1番最初に伝えるべきは企業理念、価値基準・行動指針だと言われ、坂口と一緒に12の価値基準と行動指針を作成しました。後で「できない言い訳ではなく、できる言い訳を考える」が追加になり、合計13になりました。

経営陣として重視したいことを内外に伝えるのはもちろんのこと、働く側の人もこれに合致するかしないかで当社で働けるか判断ができるようになったと思います。

▶価値基準・行動指針についてはこちら

Q4.ライズクリエイションが急成長した1番の秘訣は?

目標設定とそこにコミットできたことです。もともと売上目標がベースで、来期の目標を考えます。そのうえで具体的に実現できる計画を検討します。現実的な目標設定よりも自分が見えない・理解できないレベルで目標設定したときにどんな戦略が必要なのか。それらを考えるのが自分は面白いと思うタイプです(笑)

Q5.仕事で最も達成感を感じたことは?

楽天市場で奈良県の1位になった時です。賞としてはSHOP OF THE AREAのほうがインパクトはありますが、楽天市場に出店した時から奈良県で1番になることを目指していたので、実際にナンバーワンになれたことは本当に嬉しかったです。当初は奈良県で1番になることについてメンバーはあまりイメージがわかない様子でした。でも、僕は実現できてはじめて価値が創出できると思い、このことに凄くこだわっていました。だから喜びはひとしおでした。

Q6.仕事のやりがいは何ですか?

やりがいというか、コミットメントしているのは売上と利益です。僕がコミットメントしなければ、前に進まないので。

EC通販の業務の中で、売上を上げるのは楽しいけれど、実は商品開発はそんなに楽しいと思っていません。理由は、ピックアップする商品の選定を間違えなければ売れるからです。つまり予測がある程度できるんです。僕はEC通販の1年後、2年後を考えて戦略を策定しています。これは商品開発よりもずっと広範囲に様々なことを検証する必要があります。その戦略が正しいと売上が上がり、間違っていれば他社に負けてしまいます。その戦略を考えることはとても面白く、やりがいがあります。

Q7.他社と比較して、ライズクリエイションの強みは?

EC通販の入口から出口まで行っているビジネスモデルは強いと思います。全て内製化しているので、変えようと思えばすぐに対応でき、価値ある商品開発やお客様の満足度向上に貢献できます。

Q8.現在、最も大きな課題と思っていることとその対策は?

プロフェッショナル人材の採用と商品開発です。人材育成は全ての分野でプロでは無いので、各分野でプロを採用しながら、組織的なスキルアップを図ります。商品開発はまだまだ弱いです。今後はEC通販の入口から出口までの業務を、今後はさらに専門特化してより良い事業にしていく段階です。

Q9.今、1番努力していることは何ですか?

今期の目標は、自己成長と妥協しないことです。残念ながら、昨年は自己成長をあまり感じることができませんでした。自分が成長しないと周りのスタッフも伸びないので、自分のスキルアップが必要です。各スタッフへの任せ方が中途半端だった点もあり、妥協せずにもっと関わってより良く進めていきたいと考えています。

Q10.坂口さんと中村さんについて教えてください。

目指しているところは僕と坂口とで変わらないと思います。ただ目指すことに対するアプローチの仕方が違います。ビジョンや理想を語るのは坂口、僕はリアリストで現実を直視するタイプです。坂口が人前で上手く話すことができるのは凄いスキルで持ち味と言えます。当初は裏で練習をめっちゃしていたことも知っているので、天性のものではなく、努力して習得したものだと思います。

坂口との役割分担は、例えば「この計画で行きましょう!」となった時に、リアリストの僕は実際にその計画を実行するにあたり、様々な課題に対してどう克服するか等、「理想はわかるけど現実はこうだよ。」ということを説明します。「達成するのはとてもしんどいけど本当にやるの?」とか、意見を述べます。

Q11.どんな人にライズクリエイションに入社してほしいですか?

会社のビジョンに共感してもらえる人ですね。もちろん、スキルはあったほうがいいけれど、会社のビジョンや進んでいく方向に共感ができ、自分でそこにコミットできると、お互いにWin・Winで楽しく仕事ができると思います。

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