東田昌太郎さん インタビュー

ロジスティクス|ディレクター (2022年8月入社) [インタビュー実施:2023年5月]

Q1.今までの職務経験と入社のきっかけについて

一番最初の仕事は実家の業務である着物の白生地の販売です。その後は佐川急便でシステム開発の仕事に従事し、倉庫や物流の仕事を手がけるようになりました。佐川急便を独立してからは、多くの企業の倉庫や物流の事業、3PL事業(※)を請け負っていました。物流をベースにコンサルティングを行いましたが、実はコンサルティングは好きではありませんでした。理由としてはコンサルタントは外部から関わるだけで、成果に完全にコミットするところまで関与しなくてもコンサルティング料を頂戴できるからです。現場に入り込み、責任をもって業務を完遂するほうが自分には向いていると思い、17年前くらいから社員として責任をもって現場でプロジェクト統括を行うようになりました。2年か3年くらいの期間で設定された目標を達成したら、また次の現場にという日々でした。

60歳を過ぎて、もうそろそろ引退しようと思っていた時に、ライズクリエイションが物流業務で人材募集されていることを知りました。現状の自社物流業務の改善に加え、3PL事業や運送事業を自社で立ち上げたい(内省化)という社長のお考え・思い・ビジョンをお聞きしました。私の得意分野でもある物流とマッチしており、また、全てを内製化(自社運営化)するというお考えにも共感し、入社が決まりました。

※3PL事業
「Third-Party Logistics(サード・パーティ・ロジスティクス)」の略称で荷主に対して物流改革を提案し、包括して物流業務を受託する業務。

Q2.3PL事業を自社で行うメリットは?

3PLを行うと、ロジスティクスのノウハウが自社で蓄積されます。また、いろんなことに柔軟に対応できるため、お客様へのサービスが向上するのが一番のメリットと言えます。

今はロジスティクスからみて、在庫がどれくらいあるのか、商品回転率を出すなど、3PLの前哨戦としての数値分析をサービスの一環として行っています。

Q3.ロジスティクスのプロである東田さんから見たライズクリエイションは?

今までロジスティクスの経験者がいないにもかかわらず、とてもシンプルに上手く運営されていたことに大変驚きました。

入社して、実際にロジスティクスのメンバーに接した感想は、みんな若くて元気があることです。そして、皆さんよく動き・よく働く優秀な人ばかりでした。過去多くの現場を見た中でも、皆さんの働きは上から一番目か二番目といえます。これはお世辞でなく、本当にそう思っています。社員だけでなく、特にパートやアルバイトの皆さんもとても勤勉で前向き、かつモチベーションも高いです。普通はここまでやらないです。経営トップの意向として子育て支援の職場環境が整えられており、子育て中の方の急な休みに快く対応するなど、素晴らしいと思います。

ロジスティクス業界は職人肌の人が多く、大手企業はトップが天下りで経営者になっていることもあり、ある程度完成されたやり方を無難にこなすような感じです。ところが、ライズクリエイションは攻める体質というか、自分で考え・発信・改善する文化が根付いた会社です。これはこの業界ではとても稀有で、人材育成という点でも非常に可能性を感じました。ヒントを提示し、レール案を引けば、そこに乗ってどんどん前に進んでくれるような体質のメンバーばかりで、通常の2倍・3倍のスピードで超一流の人材になれるだろうと確信しています。

Q4.入社して手がけられたことは何ですか?

社長から提示された課題として、一日2,000件の出荷量を4,000件にできるようにと言われました。私の入社当時と比較すると、5倍の在庫を抱えられるスペースを作りました。そのほか、倉庫の流れはできていたので、より一層、効率がアップできる作業動線を考慮した施設に変更しましたが、業務に関してはほとんど触っていません。各自の素晴らしいやり方やスピードはあるものの、個人プレーに頼らず、仕組み(チーム)として連携できるよう、仕事のやり方の変更を少しアドバイスしたくらいでしょうか。各社員には、目標を毎月たてて月初ミーティングを実施し、課題・目的に対してその人にあった形で対応してもらいました。

Q5.人材育成において大切にされたいことは?

会社によって人材育成の方法は様々です。ライズクリエイションにあったやり方やルール、またレール(選択肢)を引くことが大事です。新人の場合、自分でレールを引くのは少し難しいので、目的を明確にし沢山のレールを提示できればと思います。この業界は経験がものを言うところがあり、事前に落とし穴を埋めるようなことができれば嬉しいですね。勢いだけでいかないところはありますから、若い方が頑張れる手助けをしたいです。

Q6.仕事をするうえでのポリシーは?

仕事は自己責任と考えています。仕事において、「誰々のせいで仕事が出来なかった」等と言い訳を耳にすることが時々あります。しかし、出来なかったのはコミュニケーション不足も含め、自分に力が無かったことを自覚することが必要です。自分で100点満点が出来たと思っても実際は80点。本当に100点満点の仕事をしようとすれば、120点の仕事をして、ようやく100点に到達します!

Q7.ライズクリエイションの役員についてどう思われますか?

過去、私自身も役員に就任し、企業の経営を行った経験から見ても、役員の皆さんは判断が早いと思います。そして、間違ったことをしたら隠さずに謝って反省されます。その誠実さと、間違いや失敗を次に繋げる柔軟性は素晴らしいです。ライズクリエイションの興味深い点は、会社の方向性として柱を持っていて、ぶれないことです。若い会社はぶれることもあると思いますが、ライズクリエイションは全くぶれない。そこが凄いです。

Q8.仕事のオン・オフの切り替えは? 休日は何をされていますか?

仕事のオン・オフの切替はできません。下手ですね(笑)。通勤に2時間近くかかるため、朝6時に起きて9時に出社し、帰宅は夜遅いですけれど、仕事という感覚もなく、あまり苦になりません。何か考えが思いつくと休みの時でも仕事しますし、明日の予定を朝まで考えたりもします。休日は買い物に行って寝ています。そのほかには健康維持の為にゴルフをすることも。50歳で大型バイクの免許を取得し、乗り回していた時もありましたが、今は手放しました。

Q9.これからやりたいとお考えのことは?

今までに多くの会社を見てきました。売上がそれなりの規模になると、バックオフィスの運営が困難になります。30億円、50億円、70億円のときに足元が崩れます。財務や経営はまだまだ勉強不足ですが、今までの経験からバックオフィス強化の下支え、骨太の組織の構築ができればと思っています。

ライズクリエイションは役員・メンバーのみなさんが100億円企業を目指しておられます。この実現に向けて応援したいので、私の経験が少しでもお役に立てればと思います。私は目一杯やるだけです!

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